Firefox向けアドオンも作ってみた
こんにちは、イノベーションオフィスの吉田です。
最近Firefox向けのアドオンを作ってみたのでそちらのご紹介です。
アドオンの種類について
Firefox向けアドオンと言っても実は色々な種類が有ります。
拡張機能 | Firefoxに新しい機能を追加したり、既存の機能を変更したり出来ます。 広告のブロックを行うツールなんかがそれにあたります。 |
テーマ | メニューバーの背景などの外観を変えられるものです。 ボタンなどが変更できる「完全テーマ」はバージョン57から無効になるそうです。 |
プラグイン | Firefoxで扱えないインターネットコンテンツを扱えるようにするものです。 Flash などが有名ですね。 |
検索エンジン | 検索バーやアドレスバーから検索する際の検索エンジンも追加できるそうです。 あまり無いかも知れませんが、社内ポータルをデフォルトにする事も出来るって事ですね。 |
アドオンの作成
今回はアドオンの中でも拡張機能を作成しました。
というか以前Google Chrome向けに作ったものをFirefoxで使いたかったのでそちらを流用しました。
と、ここで衝撃の事実を知ることになります。
実はGoogle ChromeとFirefoxの拡張機能はほぼほぼ同じ造りで動いてしまうんです。
今回のような簡単なものであれば、全く何も変えずに動いてしまいました。
まあ、HTML+JavaScriptで出来ているのでわからなくもないのですが・・・
アドオンの署名
さて、(何もやっていませんが)アドオンが完成したら次は署名をする必要があります。
Firefoxではバージョン48から署名のないアドオンが使えなくなってしまいました。
その為、個人利用の場合でもアドオンを署名する必要があります。
まずはFirefoxアカウントが必要なので、以下の登録ページからアカウントを作成してください。
続いて、Firefoxアドオンのページにアクセスします。
アクセスしたらツール→新しいアドオンの登録をクリックします。
チェックボックスを選択して規約に同意します。
今回は自分用なので「自分自身で。」を選択して続行します。
アップロード用にアドオンをまとめます。
この時、必要なファイルを全選択してZIP圧縮し、その後拡張子をxpiに変更してください。
※ファイルが入っているフォルダごと圧縮すると検証に失敗します。
「ファイルを選択」からアドオンをアップロードします。
アップロードと検証が完了したら「アドオンを署名」をクリックします。
※検証が失敗するとエラーメッセージが表示されるので、随時対応してください。
署名が完了すると、xpiファイルがダウンロード出来ます。
後はダウンロードしたファイルをFirefoxにD&Dするなり、周りに配るなりしましょう。
まとめ
というわけでFirefoxの拡張機能の作成と署名に関してでした。
Google Chrome とほぼほぼソースを変えずに使えるのは便利ですね。
今度は他のアドオンにも手を出してみたいと思います。
それでは、また。
書いた人:イノベーションオフィス 室長 吉田