BC技能検定説明会に参加してきました!
こんにちは
イノベーションオフィスの吉田です。
先日、ブロックチェーン推進協会(以下BCCC)から以下のような発表がされたのはご存知でしょうか?
私が特に気になったのは「検定」というワードでした。
Webサイト、或いはPDFからでは詳細がわからなかった為、先日説明会に参加してきました。
協会の方々からは情報掲載の許可をいただいたので、こちらの検定のご紹介をしたいと思います。
ブロックチェーン技能検定とは
BCCCが開始した日本初のブロックチェーン技術に特化した技術検定試験であり、2018年で300名以上の受検を目標に掲げているそうです。
私が気になったのも「日本初のブロックチェーン技術に特化した」検定だったからです。
実施概要
実施の概要は以下の通りです。
- 実施方法:インターネット(スマホ対応)
- 問題数 :5カテゴリー×10問ずつ=合計50問(ランダム生成)
- 受検時間:60分
- 合格基準:60点以上(30問以上)
- 受検料 :一般 20,000円(税抜)、BCCC加盟企業 15,000円(税抜)
- 受検資格:特になし
オンラインで誰でも受検でき、結果もその場ですぐ出るそうです。
問題のカテゴリー
上記の「問題数」の項目で記載されているカテゴリーは以下の5つになるそうです。
- ECDSA:数学的な知見に関する問題
- データ書式:ブロックチェーンのデータフォーマットに関する問題
- Script:ビットコインでの取引を行う際のコマンドの知識に関する問題
- BIPS:ビットコインの標準仕様に関する問題
- P2P:ネットワークのコア技術に関する問題
Bitcoinに関する技術的な内容ですね。
ただ、コインそのものだけではなく数学やネットワークに関する知識も必要となりそうです。
問題例
当日の説明会では、問題例として1問だけ紹介されてました。
ECDSAの電子署名を計算する際、乱数に頼るのは次のどの値を計算する場合か選べ
- 署名のs値を計算するためのz値取得時
- すでにある秘密鍵を使って公開鍵を計算する時
- 署名のr値を計算するためのk値取得時
- すでにある公開鍵を他の公開鍵と足し合わせる時
これ、知らないと解けないですよね(笑)
正解は「署名のr値を計算するためのk値取得時」になります。
詳しくは以下のサイトが参考になるかと思います。
申し込み方法
本日2月9日から申し込み開始だそうです。
BCCC加盟企業の方は以下、BCCCのサイトから申し込めます。
一般の方は一般財団法人ブロックチェーン技能検定協会のサイトから申し込めます。
その他
今回は「ブロンズ」というクラスの検定なのですが、BCCCが関係している「ブロックチェーン大学校」の「ブロンズコース」のコンテンツが基となっているようです。
その為、ブロックチェーン大学校を受講すると検定には有利との事でした。
まとめ
というわけでBC技能検定のご紹介でした。
Bitcoinに関する技術的な知識が求められるので、それなりに勉強しないといけなさそうです。
そういう意味ではブロックチェーン大学校を受講するのも1つの手かもしれません。
こういった取り組みが増えて、ブロックチェーン技術者が増えてくるといいですね!
それでは、また。
書いた人:イノベーションオフィス 室長 吉田